Wednesday, July 20, 2005

ジョカン寺

7月20日:今日は、チベットで一番有名なジョカン寺へ。ホテルからすぐそこだ。ジョカン寺は、チベットでもっとも由緒ある寺だ。チベット王国を樹立したソンツェン・ガンポ王と2人の妃(一人はネパールから、もう一人は中国から嫁いできた。)により、7世紀に建立された。毎日、チベットのあちこちから巡礼者が訪れてくる。ある者は、遠い道のりを五体投地で巡礼する。五体投地とは、文字通り、五体を地面に投げ出すようにひれ伏して、立ち上がり、地面に手のついたところへと3歩進んで、両手を額、あご、胸の前の3箇所で合わせ、再び全身を地面に投げ出すという礼拝法。仏教の礼拝でもっとも丁寧な礼拝法だという。彼らは、ひとつひとつの動作を本当に丁寧に繰り返す。外国人には、胸をうたれる光景だ。巡礼者はお寺の中に入ると、お供えのヤクバターをランプにともし、マントラを唱えながら、仏像一体一体を時計まわりにまわってゆく。

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