ホテルで夕飯を食べていたら、従業員のプレムとバイカンタールが‘今日はネパール人の集まりがあるから、一緒に行かないか’という。彼らは、レストランで働く、フレンドリーなネパール人2人組みだ。ラサには、出稼ぎに来ているネパール人が多い。おもしろそうなので行ってみることにした。10時半にホテルの入り口で待ち合わせ。先にバルコル広場に回って、友達をピックアップするらしい。全部で7人くらいかな。デリックは、万一襲われたときを考えて、妹に連絡先を知らせた。北京東路を、ポタラ宮に向かって歩いて20分のところにある、新装オープンのキャバレーに入った。ネオンライトぎらぎらの外観はいかにも、中国のキャバレーという感じ。客も中国人だらけだ。今日は、地元のミュージシャンのライブらしく、ステージでは、白いスカーフをたくさん首にかけた女性が歌っている。ネパール人は、このあとのあとらしい。とりあえず、ラサビールを注文。あとから、プレムとバイカンタールの他の友達もどんどんやってきた。ネパール人は結束が強いようだ。正直、私もデリックも予想と大違いで、あっけにとられてしまった。もっと、伝統的なネパールらしい民族舞踊みたいなのを想像していたからだ。カトマンドウに比べて、ラサのナイトライフは静かだそう。チベット人は夜あまり騒がない。しかし、中国人の移民が増えるにつれて、こういうキャバレーが増えるのかと思うとちょっとわびしい気がする。私とデリックは、12時半でリタイアすることにした。帰り道を歩いていたら、大雨が降ってきてびしょびしょになってしまった。興味深いラサの夜だった。
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