ドレプン寺までタクシーで行った。チベットの寺は、たいてい山のてっぺんや、丘の上にある。ドレプンも2kmくらいの道を登った丘の上にある。この日は雨が降っていて、地面がぐちょぐちょだ。ハイキングブーツで来てよかった。途中、ドレプンへ巡礼参りする、チベット人家族に出会う。一緒に行こうという。チベット人は、本当に親切でフレンドリーだ。こっちが笑いかけると、うれしそうににっこり笑い返してくる。うーん、中国人とは大違いだ。この家族のお母さんは、私が小さくて危なっかしく見えたのか、ずっと私の手を握ってひっぱって行ってくれた。子供と勘違いされているのかと思って、‘私は28歳で大人だから大丈夫。’と言っても、手を離してくれない。途中、売店を通ると、彼らはヤクバターと白いスカーフを買い込んだ。チベット人は、白いスカーフを捧げて、敬意を表す。お寺では、釈迦像に投げかけ、スポーツや歌のコンテストの際にも使われる。このお母さんは、買ったスカーフを1本取り出して、私の首にかけてくれた。チベット人は、本当にチャーミングな人種だと思う。彼女は、私の肌が白くてうらやましいと言う。チベット人は、きつい日差しに焼かれ真っ黒だ。デリックも、1日日焼け止めを塗らなかったら、見事に真っ黒になってしまった。
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