Friday, July 22, 2005















お寺の外では、サンスクリトが書かれた薄い石のかわらのようなものが積み重なっているのをよく見かける。

ドレプンからネチュンへ行く途中、石の囲いに入って、曼荼羅を唱える僧を何人か見かけた。巡礼者は、こういう僧にも、お布施を渡す。たいてい、巡礼者はみな何十枚もの角札(元の下の単位)を手に握っていて、お参りの際には、仏像一体一体に1角供える。僧にも1角、物乞いにも1角だから、たくさんもっていないとすぐなくなってしまう。最初、デリックは物乞いに会うたびに、1元、2元あげていたが、チベットファミリーの息子が、‘一人に1角で十分。たくさんいるから、みんなに1角あげればいいんだ。角札がなくなったら、その辺の物乞いに頼めば、すぐ両替してくれるよ。’とのこと。なるほど、今日は彼らのおかげでチベット人の生活が少しよくわかった。ツアーバスでまわっていたら、こんなことは見落としてしまう。
チベットファミリーともお別れ。彼らは、このあとセラ寺をお参りするとのこと。一緒に行かないかと、誘ってくれたが、2つの寺をまわるのですっかり疲れてしまった。午後は、ホテルでちょっと休みたい。

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